中古パーツとリビルト品の違いとは?
自動車のリサイクル品といっても種類はさまざま。おおまかに分けると中古パーツとリビルト品の2種類に分けられます。リサイクル品を利用する前に、それぞれ何が違うのか確認しておきましょう。
- 中古パーツ
2005年1月から施行された自動車リサイクル法も手伝ってか、リサイクル品への抵抗がなくなり、さらに注目を集めそうな中古パーツ。中古パーツとは、廃車から使える部品を取り外して商品化されたもの。洗浄や、安全に利用できる部品かチェックもされて販売されています。中古パーツはリサイクル品の90%弱を占めるもの。中古パーツの中でも、ボンネット、ドアのような外装パーツが約半数を占めます。その他では約40%がエンジンのような機能部品。10%がスクーターのような電装部品です。
- リビルト品(またはリンク品)
リビルト品とは、故障した部品で、主に消耗している部分や、故障している部分を新品と交換して再生した商品です。新品の自動車部品より、安く手に入れることができます。
リビルト品の中で、ドライブシャフト(回転軸)、ターボチャージャー(過給機)、エンジン、AT(自動変速機)、ステアリングラック(操舵装置の一部)などの機能部品が70%。その他では、オルタネーター(交流発電機)、スクーター、エアコンのコンプレッサー(圧縮機)などの電装部品が20%、外装部品は10%以下です。
中古パーツを手に入れるには
解体の工程で出た中古パーツは、国内で販売されるか、海外へ輸出されます。主に国内の場合は、整備業者・解体業者間での販売と、一般の方への販売に分けられます。
中古パーツは、中古パーツ販売店だけでなく、中古タイヤ専門店でも取り扱われることがあるため、一般の方でも簡単に手に入れることができます。
中古パーツは、旧来の中古車人気や新車の車齢が延びたことから注目をあび、多く一般の方へ流通してきました。特に中古パーツの強みといえば、断然価格の安さ。その上、基本的に純正部品であるため、信頼性が高いことが上げられます。
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