「廃車にするにはお金がかかる」
「お金が戻ってくるとしても、それはほんのわずか」
「古い車を処分したい。しかし新しい車を買うためにはまた膨大なお金がかかる……」
こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
こういった悩みを抱える人を補助する制度が、かつて存在していました。
それが、「廃車補助金制度」です。
一定の条件を満たせば補助金が受けられる
廃車補助金制度は、「車齢が13年を超えた車を廃車とする場合、それに対して補助金を支給する」という制度です。
平成21年の4月10日~平成22年9月30日までの間に、車齢13年を超えた車を引き取り業者に渡して廃車にした場合、国からお金がもらえたのです。
これには、大きく分けて2通りのパターンがありました。
「車齢13年を超えた車を、処分のみする場合」と、「処分に加えて、平成21年4月10日~平成22年9月30日までに新車を購入する場合」です。
前者の場合は、普通車(小型車を含む)1台あたりにつき10万円の、軽自動車の場合は5万円の補助金が支払われていました。
後者の場合はもっと金額が大きく、普通車ならば25万円の、軽自動車の場合でも12.5万円の補助金が受けられていました。
廃車補助金制度の意味と目的
廃車補助金制度は、もともと、「環境によい車を」という価値観から発生しています。
かつては、環境に対する配慮がそれほど重要視されていませんでした。また、技術的にも、現在のように環境に配慮した車を開発することは難しかったのです。このような時代の車をできるだけ廃車にし、環境性能を考えた車に乗り換えてほしい、ということで国が打ち出した施策が「廃車補助金制度」でした。
また、「買い替えるとお金がたくさん出る」ということで、経済的なテコ入れの制度としても使われていました。
しかし、残念ながら、現在はこの廃車補助金制度は終了しています。そのため、平成28年現在では、この制度は利用できません。
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