「愛車が古くなってきたから、そろそろ廃車にしなきゃ……でも手続きが面倒そうだし、解体料金は高いかな」とつぶやいているそこのアナタ!廃車もオークションに出す時代ですよ。乗れない車でも、喉から手が出るほど欲しいという人がいるのです。廃車をオークションに出す方法、メリットやデメリット、そして落札の実例まで詳しくご紹介します。
廃車もオークションに出せるの?
誰でも出品でき、落札のやりとりができるネットオークションは、今やお買い物の方法として一般的な手段になりつつあります。ネットオークションの特徴は、何でも出品対象となってしまうこと。車の取引も、もちろん可能です。
パーツ狙いのエンジニアがオークションで廃車を物色している!
車の修理や解体を請け負う業者は、常に車のパーツを探しています。特に人気のある車の部品については、取り寄せるとかなりの値段になってしまうことが多いため、廃車予定の車を丸ごと仕入れて部品をキープしようという考え方もあるのです。
とはいえ、人気車がタイミングよく廃車として転がり込むことは、まずありません。エンジニアは多くの情報を集めるために、ネットオークションを含めさまざまなサイトを日々巡回しています。出品のタイミングによって、そうしたエンジニアの目に留まれば高額買取も夢ではないでしょう。
プロとのやりとりを初めから念頭に置いて出品しよう
車は高額な取引となります。顔の見えないオークションで、全く素性の分からない人に売るのは危険を感じてしまいますよね。希望価格になったら即落札されるようでは不安ですから、入札者や検討者とのやりとり機能を備えたオークションを利用するのが必須の条件でしょう。
誰でも利用できるのがネットオークションの手軽さですが、相手側が事業主などの名前を提示してくれ、また引き取りに来てくれるような取引が一番安心です。廃車にする際に必要となる書類手続きについても、どちら側が何をするかをハッキリ確認しておきましょう。こういったことをスムーズにできるのがプロです。プロ以外との廃車取引はやめましょう。
廃車をオークションに出すときのメリット
廃車は、廃車買取専門店の一括見積サイトなどでも買い取ってもらうことが可能です。わざわざオークションへ出すからには、それなりのメリットがあるのです。
人気の車は価格が跳ね上がる可能性が!
この場合、「人気の車」というのは「誰もが憧れる車」を指しているわけではありません。売れ筋の車や定番として長く愛されている車、もしくは、名が通っている割に今はすでに出回っていない車のことです。いずれも、エンジニアが常にパーツを探しています。
オークションなら、人気の車は値段が跳ね上がる可能性があります。自分の車の市場価値を知るには、最もふさわしい方法といえるでしょう。
物理的に距離がある業者ともやりとりができる
物理的に距離があると、移動するときのガソリン代やレッカー代が高くつくため、どうしても業者の選択肢が限定されてしまいます。しかし、そのリスクを負っても欲しい車が出るタイミングが、業者側にはあるのです。希少性の高い車を仕入れたときは、あとの利益を考えれば移動費くらいは出し惜しみしないという気持ちになります。
そんなときに、本当に運命の巡り合わせのように希望の車がオークションに出されていたら、飛び上がって喜んでしまうでしょう。この場合、少しくらいの距離は問題にならなくなります。
廃車をオークションに出すときのデメリット
車はそれ自体が高額であることと、所有に対して税金を払うものであることから、売却には慎重にならなければなりません。後悔することのないよう、デメリットについても知っておきましょう。
高額取引のためマージンに注意
かなりの高値で売れた!と喜んだのも束の間、もしもマージンが10%だったとしたら、かなりの額をとられてしまうことになります。オークションの際は、出品料だけでなく取引成立時の仲介手数料についても確認しておきましょう。入札があったら、そのままの金額を見て喜ぶのではなく、マージンを差し引きして考えるのが基本です。
金銭トラブルよりも困る「廃車手続きがされない問題」
ネットオークションの落札機能を使えば、すぐにアナタの手元にお金が入ってくることでしょう。金銭面でのトラブルは、その点ではあまりないといえます。しかし、相手方が車を手に入れてからも、廃車についての公的手続きがなされないままだったら、アナタはずっと自動車税を払い続けなければなりません。
このようなトラブルを避けるためにも、相手との十分なやりとりが必要です。廃車買取専門店が落札してくれるなら、廃車手続きはお手のものですが、そうではない場合は、無事廃車になるまでの手続きを自分側が行う覚悟が必要です。
海外では超高額で売れた例も!
廃車のオークションはデメリットもありますが、ラッキーが重なれば多額のお金が入ってくるきっかけにもなります。アメリカの男性が50年物のボロ車をネットオークションに出品したところ、実は希少性が高いことから入札額がどんどんつり上がり、2200万円ほどにもなったという事例もあります。
大切な愛車だからこそ、手放した後に嫌な思いをすることがないよう、気を付けたいですね。
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すごく面倒な、廃車手続きも廃車業者が代行してくれますので、楽チンですよ。