廃車にするときには人件費がかかりますし、機械を動かす必要があることもあります。そのため、廃車にするときには、多くの人が「出費」を覚悟します。「持ち出しまではいかなくても、せいぜい車の買い取り料金と廃車費用でプラマイ0になる程度だろう」と考えるでしょう。特に、何年もの間、長く乗っていた車ならばなおさらです。

しかし、実は廃車にすることによって戻ってくるお金もあるのです。それについて見ていきましょう。

税金の話

私たちは毎年、車を所有するために税金を納めています。それが「自動車税」です。
この自動車税は、1年間分を一括で納めています。しかしながら、実際には、自動車税は「月割」で計算されます。

そのため、年の半ばで廃車手続きをした場合、残りの就きの分の自動車税が返ってきます。
自動車税は排気量によって定められていますが、場合によっては1年間で10万円を超えるケースもあるため、これを知っているか知っていないかで金銭面に大きな違いが出てきます。

ただし、軽自動車については返金制度はありません。

もう一つ、「重量税」というものもあります。これは車検を受けるときに発生する税金です。これも返金されます。ただし、有効期限が1か月以上残っているものに限られます。

保険も戻ってくる

車は凶器です。そのため、ほとんどの人が、車に乗る前に、保険にはいるでしょう。自賠責保険の場合は、廃車にすることによって、保険が戻ってきます。これも重量税と同じように、有効期限が1か月以上残っていることが条件ですが、覚えておきたい点です。

ただ、自賠責保険の返金（「自賠責保険払戻金」とも言います）は、待っているだけでは返ってきません。その手続きは、加入者が自ら行う必要があります。少々面倒ですが、少しでも節約をしたいのならぜひともやっておきたいものです。

このように、廃車の手続きをすることによって戻ってくるお金は、実はたくさんあるのです。
還付金などはもちろん、廃車買取業者に依頼すれば、車両自体も買い取ってもらうことも！

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