自賠責保険とは、正式には自動車損害賠償責任保険といって、法律により、 自動車、バイク、原付を使用する際に加入が義務づけられている損害保険です。

自賠責保険の基礎知識おさらい

自賠責保険は、任意保険とは異なり、自動車を運転する以上、必ず加入しなければならない損害保険です。 また、加入していても運転時に証明書を携帯していないと、3万円以下の罰金が科せられます。
自賠責保険の保険料や解約返戻金の額は、どこの保険会社を利用しても基本的に同じですが、 全国一律というわけではなく、居住地域によって多少の差があります。
例えば、沖縄や離島の場合は保険料が割安になっています。これは、沖縄や離島では事故が少なく、 また、多くの人にとって鉄道等の代替手段がないために自動車を利用せざるをえない状況である、といった理由があります。
なお、「永久抹消登録」または「一時抹消登録」手続き後に、ご契約の保険会社に解約の申請をすることが可能です。

自賠責保険の注意点

自賠責保険の有効期限が切れている等の過失があった場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに違反点数6点。免許停止処分となってしまうので十分な注意が必要です。

自賠責保険返金のための手続き

自賠責保険の残存期間が1ヶ月以上ある場合は、運輸支局で「永久抹消登録」または「一時抹消登録」手続きをした後、 ご契約の保険会社で手続きをすることで保険金が戻ってきます。
税金の還付金とは異なるため、この場合は「保険の解約返戻金」が戻るということになります。解約返戻金は、保険の解約にともなって戻るお金です。
保険の解約手続きは、廃車手続きを完了したところからがスタート。保険会社に申請しないことには、どれだけ待っていても解約返戻金は戻りませんので、ご注意ください。
また、月割の保険料が戻ってくるわけではなく、返戻額は残り月数に応じて定められているので、返戻額に関する詳細はご加入の保険会社に問い合わせてみてください。

自賠責保険返金に関するポイント

廃車手続きの後、保険会社に解約申請をするまでに期間があいてしまうと、返戻額が当初の予定よりも少なくなってしまいます。 運輸支局で手続きを完了したら、その流れで保険会社に連絡をすると良いでしょう。

普通自動車の廃車手続きにともなう自賠責保険の解約手続きに必要な書類や情報は、次の通りです。

  • 自賠責保険所の原本
  • 所有者の認印
  • 返戻金の振込み口座
  • 登録事項証明書のコピー(永久抹消登録の場合)または一時抹消登録証明書(一時抹消登録の場合)

自賠責保険は、申請しないと返還されませんので、手続きを忘れないようにしましょう。廃車をすることは、何度もある経験ではないので、手続きや書類については分からないことが多いものです。

廃車買取業者さんに、車の処分をお願いすると、いろいろ分からないことを聞くこともできて安心です。

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